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「溜井」は河川を堰き止めて洪水対策や農業用水とした施設です。
市域では近世初頭に瓦曽根溜井が建設され、中期以降に石堰が設けられました。中土手(元荒川と溜井を分ける土手)には竹を植えたり畑がありました。
また港の役割をする河岸場(かしば)もあり、高瀬舟などによる物資流通の拠点でもありました。この堰は今のしらこばと橋の辺りにあり、石堰は大正期まで使われていました。
高いビルのほかは、以前とあまり変わらない景色が広がっています。田に水を引くための用水は夏には満水になり、越ヶ谷高校ボート部が練習しています。