夏の溜井の様子です。近世には付近の村々で元荒川やこの溜井を維持・管理するために度々“藻刈り”や“川浚い”が行われました。洪水を防止し、大型の高瀬舟の航行に支障がないようにするためです。地域の人々の努力でこの風景が保たれてきました。
白黒写真ですが盛夏の頃と思われます。左端の松はこの辺りの旧家・会田家のもののようです。右端には旧平和橋が見えます。葛西用水(逆川)と元荒川の分離工事が昭和35年(1960)から昭和41年(1966)にかけて行われました。
旧平和橋がかつてあった所よりも下流にしらこばと橋があり、中央やや左に塔のように見えます。