この地域に東武鉄道が敷設される前には、「馬車鉄道」が日光道中沿いに設けられました。道路に敷かれたレール上の客車を馬が牽引するものです。
しかしこれは様々な難点があって数年で廃止になり、明治32年(1899年)に東武鉄道が開通しました。
以来、この地域の発展に鉄道は大きな役割を果たしました。
夏の夕方、職場から駅に降り立ち、家路につく人々の姿を捉えています。少し疲れた様子の中にも、ほっとしている表情が見られます。
下駄履きの人も少なくなかったこの頃、中央の少女はソロバン塾にでも行くのでしょうか、カメラに気づいて少しはにかんでいます。